《概要》
・古きパーテリア
その昔、「パーテリア」という大陸があり、そこに「グランゼリカ」という国があった。
かつて、神々は、その大陸を治めていた。
のちに神々から権力を譲渡された王たちが、神々の取り決めで国土を割り振り治めることにしたのだ。
その1つが、「グランゼリカ」である。
「古きパーテリア」とは、神々が治めていたころの国を纏めて、そう呼ぶ。
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・踊るバルキリィ亭(仮)
この世界は、その昔、SA.星忍冒険が、ファンタジーTRPG「トンネルズ&トロールズ(T&T)」を使って遊ぶ為に作ったものです。
かつては、ファンタジーTRPG「ソードワールドRPG」でも使いましたし、D&Dや、SFをテーマにしたTRPGで遊ぶ際にも、設定を抜き出して使ったりしていました。
今回の場合、基本的には、「トンネルズ&トロールズ7版(T&T7th)」を使いますが、世界設定を再現するためにハウスルールも組み合わせていきます。
(※トンネルズ&トロールズは、ケン・セント・アンドレによりゲームデザインされフライング・バッファロー社から発売されているファンタジーTRPGです。日本では、新紀元社から「トンネルズ&トロールズ第7版」が、発売されています。翻訳は、グループSNEが行っています。)
また、これらのルールと世界設定を利用して、様々な創作物を作る目的もあります。
創作物は、オリジナリティを出すために、表現を工夫しようと思います。
その時は、T&Tでは無くなっているかもしれません。
この世界を使ってT&Tで、TRPGとして遊ぶ予定は今のところ目処が立っておりません。
いつか遊べると良いなと思います。
※古きパーテリアの世界を再現するために使用するハウスルールです。
≪キャラクター作成≫
・「専門家(指導者)」は、NPC専用とします。
・フェアリーの体重修正値は、0.02とします。
≪タレント≫
・パーテリアにおける固有のタレント技能があります。
聖騎士 |
条件として、いずれかの神に仕えていなくてはなりません。聖騎士は、武具を使った技能に長け、説得や威圧が得意です。
また特殊な能力として「聖なる目」があります。タレントのセービング・ロールに成功すれば、聖騎士に対して「悪意」を持っている人物を特定できます。対象は、視界内に居なければなりません。「悪意」とは、騙そうとか盗もうとか言ったものから殺そうと思ってることまで様々です。GMの解釈で行うので、間違った情報を得てしまうこともあります。GMは、聖騎士へは、「悪意があるようだ」とか、「悪意は無いようだ」とだけ伝えます。最初は悪意が無くても、後に悪意が生まれる場合もあるので、それに対しては予測できません。セービング・ロールの難易度は、対象のレベルか、MR表記ならば、レベル1が目安です。
「聖なる目」の判定に失敗すると、悪意の有無が判らないばかりか、対象は、聖騎士に対して、良くわからないながらも嫌悪感を感じます。
この場合、何らかのフォローをしなければ、今後、協力を得ることは出来ないでしょう。 |
狂戦士 |
武器を使った技能に長けています。防具の扱いは得意ではありませんが、特にペナルティは、ありません。また、バーサーク戦闘を行えるようになります。つまり、このタレントが無い場合、バーサークを行えません。モンスターによっては、タレントが無くてもバーサーク戦闘を行うものはいます。 |
神官 |
条件として、いずれかの神に仕えていなくてはなりません。パーテリアにおいて、魔術師組合は、神殿と同義語となります。このタレントのベース能力は、必ず「知性度」になります。その代り、魔法を使う際の知性度のセービング・ロールとして、このタレントを使うことができます。このタレントを持たない魔術師は、神官を名乗れません。
ちなみに、魔術師で無くても、いずれかの神に仕えていれば、このタレントは取得できます。 |
≪冒険点≫
・能力値を1点あげるのに使う冒険点は、現在の能力値の、100倍では無くて10倍とします。
≪魔法の書≫
・レベル2「いだてん」について、能力値の「速度」も、倍になると解釈します。
・レベル4「瞬きの移動」をレプラコーンが使うときは、レベル1呪文とし、魔力度消費5点とします。
・直接敵にダメージを与えない魔法を唱えた場合、同じ戦闘ターンで武器による攻撃もできるとします。
そして、それらの魔法は、戦闘サイコロを振る前に、効果を発揮するとします。
≪バーサーク戦闘≫
・タレント「狂戦士」の得点とします。通常は、バーサークを行えないとします。
≪ショックの効果≫
・採用します。「これでもくらえ!」「凍ってください」「炎の嵐」が対象になります。
また、「射撃武器」に関しても、ショックの効果があるとします。
≪二刀流≫
・腕の数だけ武器が持てます(勿論、盾でふさがっていなければ!)。
武器の「必要体力度」「必要器用度」の合計が、キャラクターの能力値以内でなければ使えません。
≪射撃武器≫
・5版と、英語版T&T第7版に基づいて、射撃武器は、指定された単体の敵に対してダメージが及ぶとします。
つまり、呪文の「これでもくらえ!」「凍ってください」「炎の嵐」のような扱いにします。
≪素手戦闘≫
・7版には記載がありませんが、5版(社会思想社版)の215頁に準じて、素手の場合は、「サイコロ1個」に、個人修正を足すことにします。
能力値表記のモンスターの場合は、体力を決定する際に使用する倍率の数値をサイコロの数とします(目安のようですので、適当に決めていいようです。「表に縛られないでください!」と書かれています)。
≪重すぎる武器≫
・7版には記載がありませんが、5版(社会思想社版)の216頁に準じて、各戦闘ターンごとに、「必要体力度」から「現在の体力」を引いただけ弱っていくとします。体力が1になると、気絶します。マイナスになると、越えた分を、耐久度から引きます。このさい、体力度は、1に戻します(無論、気絶します)。
レベル3:
≪古き炎の嵐≫(オールド・ブラスティング・パワー)
ショックの効果の無い「炎の嵐」です。対象は1体ではなく、複数体の敵に及びます。
ルール的には、通常の合計ヒット数に加えるだけになります。
つまり、第5版ルールの炎の嵐のことです。
しかしながら、ダメージは、武器ダメージのよう防具によって防がれます。
そして、余りにも古臭い呪文なので・・・
「クレム抵抗って何じゃ?」
・・・と言うことで、クレム抵抗を受け付けません。
≪古き氷の嵐≫(オールド・アイス・フォール)
レベル3≪凍ってください≫の能力を持った、≪古き炎の嵐≫の氷版です。
つまり、ショックの効果はありません。ルール的には、通常の合計ヒットに加えるだけになります。
しかしながら、ダメージは、武器ダメージのように防具によって防がれます。
そして、余りにも古臭い呪文なので・・・
「クレム抵抗って何じゃ?」
・・・と言うことで、クレム抵抗を受け付けません。
〜≪パーテリア十二神≫〜
※世界を管理する神々で、全部で12神いると言われています。
神々は、世界を調整し終えると、人類から王たちを選出し、管理を譲渡しました。
神々は、天界へと去ったと言われています。
それは、「創滅神リズアリス」による「大破壊」を防ぐための戦いに備えるためだと言うことです。
≪上位六神≫
※創滅神リズアリスから、世界を賜った神々です。
・守護神サルワイヤ(両性具有)
創滅神リズアリスが最初に生み出した神で、世界のルールの基礎を作り上げた世界の守り手。
・天空神ウィンザー(男神)
時空神トーターにより見出され神々のリーダとして育てられた。平定と統率を司る神。
・地母神グラリーヌ(女神)
守護神サルワイヤにより見出された神で、人類や動物を創造した。生命力を司る神。
・太陽神アプロイヤ(男神または女神)
天空神ウィンザーの子で太陽を司る。戦いと芸術の神でもあります。
・海原神ポセルト(男神)
地母神グラリーヌの願いで守護神サルワイヤにより作られた神。海洋の管理を任されました。
・時空神トーター(男神)
守護神サルワイヤが最初に作った神。世界の事象を記録し、神々に知恵を授けます。
≪下位六神≫
※元々は世界の住人でしたが、上位六神から神格を与えられ神になった神々です。
・正義神リーファ(女神)
元は、天空神ウィンザーに仕えていた神官で、その功績を認められ、神格を得ました。
正義のために戦う戦士の守護神としても知られています。
また、様々な魔法のアイテムを作ることができるらしい(配下に職人がいる?)。
・幸運神ラッキーネ(女神)
商売の神としても知られている。双子であり、ラッキリーという兄がいます。
破邪の力を持ち、見えない力に対する力を与えてくれると言う。
・光明神ソリフィー(女神)
別名「希望神」。迷いを撃ち払い指標を打ち出す能力を持っている神で、絶望より助け出してくれます。
・生死神セイシム(両性具有)
別名「死神」。死者を葬る術を教え、来世への手続きをしてくれる神。輪廻も司り、その術を知っています。
・浄化神ウィティ(女神)
別名「泉の女神」。世界の汚れ穢れを、形あるものからないものまで浄化する神。
・贖罪神ムアンドスタライ(男神)
刑罰の神である。罪を犯した者が、その罪を償う方法を教えてくれる。また罪の追及する術を知っています。
〜≪小さき神々≫〜
※下位六神に力は及ばないものの、神格の力を持つ神々です。
不特定多数存在しています。
〜≪邪悪神≫〜
※パーテリア十二神に敵対している神々です。とても邪で悪い神々です。
彼らは、創滅神リズアリスが生み出したとも言われていますが、よくわかってません。
とはいえ、創滅神リズアリスと親密と言う訳でもありません。
・暗死神ダークデス(中性)
孤独と死を司る神です。正義神リーファとの戦いで傷つき眠っていると言われています。
様々な邪悪に満ちた魔法のアイテムを大陸各地に残しています。
・憤怒神ダークス・フンド(男神)
暴食と怒り、復讐の神です。胴長の犬の姿をしていると言われています。
ダークデスの忠臣でした。ダークデスが眠っている今は、単独で活動していると思われます。
・吸血神チャームキス(女神)
死体とヴァンパイアの神です。金欲と色欲と堕落を司ります。
ダークデスの忠臣でした。ダークデスが眠っている今は、単独で活動していると思われます。
〜≪古代神≫〜
※超存在である超越神カ・レの命により、世界を創造したと言われる神々です。
・自然神セイラーム(中性)
大地と海原を創造した神で、その作業員として、エレメンタルを作り上げました。
のちに、セイラームは、作り上げた大地と海原を奪おうとした竜魔神ドラゴーラと戦いました。
この時、兵士としてエルフやドワーフを作り出しました。
・竜魔神ドラゴーラ(男神)
最初に自立した思考を持つ生命を創造した神です。
のちに、自然神セイラームの想像した大地と海原を奪うために、兵士としてドラゴンを作りました。
・創滅神リズアリス(女神)
最終的に、大地と海原を調整し、そこへ自立した思考を持つ生命たちを住まわせた神です。
それらの管理を行うために、守護神「サルワイヤ」を生み出しました。
〜≪超存在≫〜
・宇宙神カ・レ
古代神に、世界を創造するよう指示したと言われている存在で、それ以外は知られていません。
〜≪別世界の神々≫〜
※別の惑星から来訪してきた神や、パーテリア大陸以外で、神格を得た神々です。
パーテリア大陸では余り知られていませんが、存在しています。
〜≪死後の世界・死んだらどうなるの?≫〜
※パーテリア世界において、死者の魂は、肉体から離れます。そして魂は不滅です。
魂が向かう先は、いくつかあり、主に生前に信仰していた神によって異なります。
・ヘブンリーキャッスル(天の城)
パーテリア十二神を信仰していた場合、魂は、天界にある、この城へと向かいます。
生前の行いにより、魂への扱いは異なります。
神へ願い出ることで、生まれ変わることもできるそうですが、その際、記憶は失ってしまいます。
・スピリットプレーン(精霊界)
自然神セイラームを信仰していた場合、魂は、セイラームの元へ向かいます。
そして、エレメンタルへと生まれ変わります。生前の行いにより種類と強さは異なります。
・ドラゴンバレー(竜の谷)
竜魔神ドラゴーラを信仰していた場合、魂は、ドラゴーラの元へ向かいます。
そこで、ドラゴーラによる試練に勝てば、ドラゴンとして生まれ変わることができます。
敗北すれば、インファーナルピットに落とされ、ドラゴーラの魔力になります・・・。
試練を拒否することもできます。
その際は、ドラゴーラに飲み込まれ、ドラゴーラの一部になります。
・リンカネーション(輪廻転生)
創滅神リズアリスを信仰していた場合、魂は、リズアリスの元へと向かいます。
そこで、リズアリスが、生前の行いを見て、次に生まれ変わる生物を決めます。
そして魂は、記憶を失い生まれ変わります。それは人類では無いかもしれません。
・ワンダリングソウル(彷徨う魂)
十二神か古代神を信仰していない魂は、行きべき場所がない為、この世界を彷徨うことになります。
一説では、段々と正気が失われ記憶も消え、考えることを止めて彷徨い続けます。
(具体的には、ゴーストとなる)
魂が彷徨う前に、死体を埋めてしまえば、彷徨うことなく、永遠の眠りにつくと言われています。
また、燃やせば、スピリットプレーンに行くともいわれています。
動物たちに食べさせることにより、魂は、動物の中で眠りにつくとも言われています。
ちなみに、動物たちは、主に、地母神グラリーヌか、自然神セイラームを本能的に信仰しています。
・インファーナルピット(地獄の穴)
彷徨う魂を捕え、この穴に落とせば、魔力を得ることができると言われています。
(具体的には、魂のMRの十分の一か、魔力度分)
その為、邪悪な存在達は、彷徨う魂を集め、この穴に放り込み、余分な魔力を得ます。
このような行いをした場合、得た魔力分の魅力度が下がります。
得た魔力は、魔力度として使えます(呪文持続電池の魔法と同様)。
残りかすの魂は、MR1になって、穴の底にへばりつきます。もう魔力はありません。
〜≪裁判など≫〜
重大な裁判において、裁判官を務めるのは、その国の王です。
そうでない場合、通常は、天空神ウィンザーの神官が務めます。
弁護士には、正義神リーファの神官。検事には、贖罪神ムアンドスタライの神官が、その任務に就きます。
〜≪神殿(魔術師組合)≫〜
神殿は、神々の教えを説く場所であり、魔術の学校でもあります。
魔法以外の学問も教えています。
〜≪ローグギルド(盗賊組合)≫〜
ローグ(盗賊)達が集まっていて、町ごとにギルドがあるようです。
ギルド同士によっては、敵対していることもあります。
任侠的な組織であることが、多いです。
〜≪ウォーリアギルド(戦士組合)≫〜
いわゆる傭兵ギルドで、戦士たちが登録し、諸国の軍隊や警察からお呼びが掛かったりします。
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